本文へスキップ

成人自閉症スペクトラム・発達障害の改善はミュゼアルディ

アスペルガーとADHD・LD等の併発complication

発達障害併発

これまで、医療機関で診断を受けた場合、たとえばアスペルガー症候群とADHD・ADD(注意欠陥症)が
ともに存在する場合には、アスペルガー症候群とADHDの併存は認められませんでした。この場合にはアス
ペルガー症候群を優先して診断名をつけるように定められていたためです。

発達障害 併発   発達障害 併発  発達障害 併発


しかし、実際にはアスペルガー・ADHD・ADD・LD間における併発はけっこう確認されており、どちら
の特徴も重複して持っている人が存在しています。DSM−5(アメリカ精神障害/疾患の診断・統計マニュ
アル)では、発達障害同士の併存が認められることになりました。

たとえば、忘れ物が非常に多く、ミスを多発するという特徴がある方で、なおかつ社会性の特徴などアスペル
ガーの条件も満たすような方の場合、今までは優先順位から「アスペルガー症候群」と診断されていたのです
が、それが「自閉スペクトラム症」(アスペルガー+ADD)というようになるわけです。(例外あり)

症状が重なるということで、落ち着きが無かったり、感情をコントロール出来なかったする傾向が顕著に見ら
れます。


アスペルガー症候群では「感情が出しにくい」「表情が変わらない」という面がありますし、ADHDでは
「落ち着きがない」「うっかりミスが多い」ということですから、本当に生きるのが辛くなります。ただし、
併発の場合は本来持っている気質が表面化しやすいので、「辛い」が理解できないケースも見られます。


併発の場合、コミュニケーションは苦手です。人がたくさんいる場所も周囲が認識しづらいので苦手になりま
す。また、電話を取ったりメモをすることも苦手という方が多いです。

学力が高い大学などを卒業した方の中にも併発タイプの方はおられます。学力が高い=偏差値が高いというこ
とを勘違いされている方も多いのですが、今の教育システムやAO入試などでは、「暗記力」の高い方が優位
になるケースが多く、その場合は社会人になってから「○○大学を出たんだろ」と嘲笑されることにもつなが
ります。

ミュゼでは、一定の時間をかけて(トレ−ニングコースの場合)弱い点を探し出し、そこを集中的に練習して
いただきます。逆に、誰でも「得意な科目」もありますので、そのポイントを生かすことも大切にしています。

併発タイプの場合、仕事などで追い込まれてからお越しになる方が多いのですが、じっくり練習することがも
ともと苦手なために成果が上がりにくくなります。できれば、ご家族の方と一緒に取り組んでいただけると改
善効果も出やすいと思います。