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成人自閉症スペクトラム・発達障害の改善はミュゼアルディ

トラウマとPTSDTRAUMA

トラウマとPTSD

トラウマを英語で表現すると「trauma」。なので、もともとが日本語だと思っている方もいらっしゃいますが、トラウマの日本語表記は「心的外傷」といい、外的内的要因による衝撃的な肉体的、精神的ショックを受けたために、その事実や記憶が長期にわたって心の傷となってしまうことを指します。

     

心的外傷の原因としては、幼児や児童期の虐待、レイプ、強姦、戦争、犯罪、事故、いじめ、暴力、セクハラ、パワハラ、実の親や配偶者によるDV、大規模な自然災害などの受容しがたい強烈なショックがあります。

その出来事が後にフラッシュバック(自然に思い出すこと)することで、うなされたり、眠れなくなるなどさまざまなストレス障害が発症します。

なおトラウマとは心の傷という状態のことで、レイプや戦場という体験そのもののことではありません。

事件から一か月以内に起こり、その後1か月以内に収まる場合を急性ストレス障害(ASD)、症状が3か月以上持続する場合を心的外傷後ストレス障害(PTSD)と呼びます。症状のことを知らない人に「そんなことくらいで」「いつまでも引きずっていないで」「くよくよするな」などと言われるケースも多いのですが、実は、トラウマの症状だった、PTSDになっていた、だから「そんなこと」じゃないんだということになります。

症状の例としては、

★幼児(赤ちゃん)還り現象

★軽度の場合はいわゆるパニックのような状態

★うつ病・新型うつのような状態


などがあります。比較的軽度の場合は別にして、社会生活を営む上で若干の弊害があるため、医療機関による治療が必要な場合も発生します。

カウンセリングの場合は、トラウマの原因となった事件への対応と症状に対する改善を中心に行います。この場合、単身だとフラッシュバックに対応できないことが多いので、できればご家族の方と一緒に改善に取り組んでいただけると効果も出やすいといえます。また、PTSDなどで強い症状がある場合は、服薬が必要になるケースもあります。

(実際の対応はそれぞれの症状ページをご覧ください)