本文へスキップ

成人自閉症スペクトラム・発達障害の改善はミュゼアルディ

自律訓練法

自律訓練法と催眠


『自律訓練法』はドイツの精神科医シュルツによって開発された自己催眠法で、心身を効果的にリラックスさせ
る代表的な方法です。これは「身体をゆったりさせることで心をほぐす」という方法で、身体の部位ごとに力を
抜いていき、リラックスした時の身体を意図的に再現してその精神面への影響を期待するという手法です。

 自律訓練法 ストレス  自律訓練法 ストレス  自律訓練法 うつ


誰でもそうですが、心地よく元気に生活する為には自律神経の働きを良くして交感神経と副交感神経のバランス
を良い状態に保つことが大切です。ストレス状態がひどくなると、食欲不振・不眠・不安・動悸・胃のもたれ・
便秘や下痢など、さまざまな症状がでるものです。これらの症状は自律神経の働きが悪くなったために起こるも
のが多数あります。

自律訓練法はもともと心身症の治療方法として発展したのですが、ストレスや緊張を和らげる効果も確認された
ため、健康増進法としても広く一般的に用いられ、またスムーズなよりよい睡眠に導き不眠を解消するのにも効
果があるといわれています。この訓練法は標準練習が段階的に公式化されているため、誰でも自宅で簡単に行う
ことができます。

自律訓練法の手順


最も一般的な自律訓練法は、以下の通り背景公式(基礎公式)と第1公式〜第6公式の合計7つの公式から成立
しています。

  • 背景公式
気持ちがとても落ち着いている。
  • 第1公式
手足が重い。
  • 第2公式
手足が暖かい。
  • 第3公式
心臓が静かに打っている。
  • 第4公式
呼吸が楽になっている。
  • 第5公式
お腹が暖かい。
  • 第6公式
額が涼しい。


これらの公式を順に頭の中で繰り返し唱え、自己催眠状態になっていきます。(詳細は専門書等でご確認ください)